たがめのぶろぐ

動画投稿者です。

たがめが考える、「宇崎ちゃん問題」

 

今回はちょっと真面目なお話をします。

 

それはちょっと前、問題になった「宇崎ちゃんポスター問題」です。

 

あの頃はちょっと色々考えることもあったのですが、ある程度考えがまとまってきたので、今回動画にさせて頂きました。

 

まず、私個人の意見としては、「アリ」です。

 

ただ、あの絵を差別、問題だとする人が居ることは事実だと思うので、その件について考えたいと思います。

 

  • 差別とはそもそも何か

 

まず、問題なのが差別とはそもそも何か、ということです。

 

正直、女性の間でも人それぞれだと思います。宇崎ちゃんのポスターを見て、「差別」だと思う方、思わない方。居らっしゃると思います。

 

そしてもしかすると、「差別」だと思う女性の方の方が多いのかもしれませんね。

 

ただ、このように「差別」と感じる感覚、人それぞれじゃないですか?

 

仮に宇崎ちゃんじゃなくて、貧乳な子であれば問題にならなかったとは限りません。

なぜ女性ばかりが献血のポスターになるのだ、「差別」だと言われれば「差別」になってしまうわけですからね。

 

さらにいうと、巨乳=エロという結び付け自体も、「差別」じゃないですか?
 

女性をターゲットに据え、高身長のイケメンキャラが献血ポスターに採用されたとしましょう。

 

なぜ高身長奴を使うんだ。「差別」だ!という声があれば、それもまた「差別」になってしまうわけです。

 

このように。

「差別」って言葉は比較対象が存在する2つのモノに差異がある以上、どこまでいっても存在し得るものなのです。

 

まして、この世界は男と女という、異なる特徴をもった人間が存在するわけです。

 

その時点で差があるワケです。

 

だから差別が完全に存在しない世界があるとすれば、それは性差のない、均一なロボットだけの世界です。

 

 

 

そのため、たとえばですが「性器を見せるポスターを公共の場に置かない」等、最低限守るべきルールを敷くことは大事だと思いますが、それを満たしている範囲内でのことであれば、いいのではないでしょうか。

 

そうでないと、なんでもかんでも「差別」となってしまうわけですから。

 

  • 巨乳で経済が回ってる

ハッキリ言って、男というのはおっぱいが好きなワケです。

 

そして、巨乳が好きな人は多いです。

 

私自身、おっぱいは好きですし。巨乳も好きです。

 

なので、もし巨乳が宣伝の役割を果たすのなら、別にいいじゃないか、と思うのです。

 

需要と供給が成り立っているんですから。

 

特に献血は「血が足りない」という問題を常日ごろから抱えているわけです。

 

欲しいのは性病にかかってない、健康な男性の血液。

 

だからそういう童貞男性に来てもらえるキャンペーンを張るのは大事で、そのために巨乳キャラに宣伝してもらうことは選択肢のひとつとして有効なんじゃないでしょうか?

 

巨乳であれば、アニメを知らなくても献血したいと思う人が居るかもしれませんしね。

 

それは献血の宣伝効果が生まれたことになるのではないでしょうか?

 

こういう場から巨乳キャラが消えたとしますよね。

 

すくなくとも、巨乳目当てで献血しようと思った人が居なくなるわけですよね。

 

どうやって補填するのですか?

 

他のアニメで更に人を用意する?

 

そのお金がありますか?

ポスター作るのだってタダじゃないんです。

宇崎ちゃん以上に人々の目を引き、献血したいと思わせるキャラを献血のポスターに使うためにはどれだけのお金が必要なんですか?

 

今回の件をもっと広く考えてみましょう。

たとえば、「差別をなくす」という名目で公共の場から巨乳を排除していったら、どうなるでしょうか?

 

巨乳キャラを描くことで産まれていたビジネスは全て消えてしまいますよね。

 

彼らの権利はどうなるのでしょうか?

 

また、同じような例として、「グラビアアイドル」や「セクシー女優」が居ると思います。

 

彼女らも宇崎ちゃんと同じ理論が通じてしまいますよね。

 

「差別をなくす」ということで巨乳を排除しまったら、どうなるでしょうか?

 

そういう人達が全て職を失うだけでなく、グラビア目的で雑誌を購入していた層が激減し、出版業界はさらなる苦境に立たされます。

 

さらにいうと、いままで二次元巨乳や、グラビア雑誌やアダルトなビデオを観ていた人たちのお金はどこに向かうんでしょうか?グラビア本のかわりに素直に意識高い系の本を買いだして、みんな意識が高くなるのでしょうか?

 

「差別」に敏感な女性が求める「素晴らしい男性」ばかりが生まれるんでしょうか?

 

そんなことはないですよね。

 

 

巨乳を求め、違法なエロに手を出す人が増えるだけです。

 

 

そうなると、本来出版業界や作者に向かうべきカネの流れが止まり、セクシー女優さんが報酬として受け取るべきカネの流れが止まるわけです。

 

更に言うなら、エロ系コンテンツに使う筈だったお金で売春を、なんて考えようとする輩だって増えるんじゃないですか?

 

男のエロに対する欲求を舐めないほうがいいです。 

 

「やめろ」と仰る方はこれらのデメリットすべての埋め合わせができるくらいの素晴らしい代案を持っているのでしょうか?

 

私は少なくとも、思いつきません。

 

 

  • それらを踏まえたうえで

 

議論することはいいことですが、目的を達成した場合のメリットとデメリットを天秤にかけてから、議論すべきだと思ってます。

 

「差別だ」という考えをもつことは自由であり、権利です。

 

それ自体を咎めるつもりはありません。

 

ただ、「差別」を無くすため、世の中全体を変えようとするなら話は別です。

 

「差別」を無くした場合のメリットがデメリットを上回る、明確な根拠があるのでしょうか?

 

宇崎ちゃん問題の目的が広い意味で達成された場合、つまり「公共の場から巨乳撤廃」が実行された場合、「差別だと思ってる人の気持ちが晴れる」ことがメリットで、デメリットはさっきお話した通り。献血であれば「血液不足になる可能性」、さらには「経済の停滞」と「性犯罪率の上昇」ですね。

 

勿論、これだけがメリットとデメリットではないはずです。ただ、すくなくともこれだけのデメリットが存在することは確かでしょう。

 

そのため、私はたとえ不快だと思われる方が一定数居たとしても、巨乳好きな方の血液を得られるという明確なメリットが存在する以上、宇崎ちゃんのポスターはアリだと思ってます。

 

以上です。

 

勿論、この意見も絶対的な「正義」ってわけじゃないです。

 

あくまで、私たがめの意見ということで。