確率で考える「遊戯王のデッキにカードを3枚入れる理由」
必須カードはデッキに3枚入れろ!って、よく言われますよね。
遊戯王の場合、初心者に「ストラクチャーデッキの3箱買い」が非公式に推奨されていますし、遊戯王をやられている方には当然だと思います。
理由もわかりやすいですよね。「沢山入れておいたほうが引ける確率が上がるから」。
大富豪を例にとると知らない人にもわかりやすいですかね。2が手札に来る確率よりジョーカーを引く確率のほうが低いのと一緒です。
そう、感覚的には分かっているのです。皆。でも・・・
1枚と3枚とではどれくらい目的のカードが引ける確率が違うのか?等々、普段遊戯王をやられている方でも勘違いしているケースも意外とあるんじゃないでしょうか?
単純に確率が3倍になるわけじゃないですからね。
インターネットサイトを使って計算することも可能ですが、高校数学の知識さえあれば誰でも簡単に計算できます。
解説しだすと数学の授業になるのでここでは計算方法等は省略します。
遊戯王OCGの場合、の手札は5枚、デッキの枚数は40枚なので
40枚デッキを使って、初手に欲しいカードが引ける確率。
デッキに1枚投入した場合は12.5%。
3枚投入した場合は約33%です。
つまり「8回に1回引ける」から「3回に1回引ける」程度に変わることを意味します。
遊戯王デュエルリンクスの場合、初期手札は4枚、デッキの枚数は20枚なので
デッキに1枚投入した場合、20%。
3枚投入した場合は約50%。
つまり「5回に1回引ける」が「2回に1回引ける」に変わります。
さて。ここまでキーカードを引くことにこだわる理由はキーカードが引けるか否かは勝敗に直接かかわる大きな要素だからです。仮にキーカードを引けたら7割勝てるけど引けなかったら3割なデッキをリンクスで組んだとして
キーカードを1枚投入していた場合の勝率は3.8割。
3枚の場合、勝率は5割。
およそ「3回に1回勝てる」から「2回に1回勝てる」になりますね。この差は大きくないですか?
だから、3枚入れるのにはワケがある。ちゃんとした理屈で、説明することが出来る、ということですね。
コレは本当に基本的なことかもしれませんが、非常に重要なことですし、デッキを組む際にはこういう基本的な確率論を考えながら組むと面白い筈です。